2013年2月12日火曜日

アイデアをデザイン

あるデザインの仕事が発生すると
そのために欲しいネタがあると、できれば撮影したい。出来れば描きたい。出来れば書きたい。
そして出来れば「デザイン処理」は極力したくない。もしくはデザインという行為を見せたくない。
一番大事な伝えたい事が、一番解りやすい様に、出来れば見た人が幸せになるようなものが作れると良いですね…。てなことを考えます。
昔の商人の偉い人が言っていた「三方良し」の中に自分が入らない事が理想です。クライアント、消費者、社会、この三方ですね。
ええかっこしいの話ではなく、クライアントからお金がくるのですからこれでいいのです。また、より消費者が幸せになればさらにクライアント様が喜ぶのでこれでいいのです。私の言いたい「社会」とは単に多少は見た目の良い物を世には晒したいということで、小難しいポリティカルな意味ではありません。

だいぶ昔になりますが、コダック広告写真塾に入れていただき、様々な一流講師の現役クリエーターの皆さんの講義を聴く事ができました。その際、だいぶ眼からウロコが落ちたのではあります。しかし、年を重ねて最近気がつくと、残っていたウロコが増殖し、デジタル化され、さらに危険なバージョンになっているようなのであります。
皆様、杉田になにか不遜な何かをお感じになった際には、ぜひ優しい愛のムチをいただけます様お願いします。体罰はいけません。

体罰で思い出しましたが、私が小学校5.6年の担任はそれは凄まじい暴力教師でありました。私も殴られ張り飛ばされ蹴られ棒でつつかれながら教室一周した事もありました。笑い事ではありませんよ。しかし、恐ろしいもので、私のような「しわい」小僧は暴力に怖れる事もなくなり、こんな変な大人になるのです。逆効果ですね。

なんでデザインの話が体罰と繋がるのか、それは、その5年生の時の校長先生が素晴らしい方で、ヨタをして校長室に呼ばれ「また殴るんだろ」と思っていた私を静かにソファーにかけさせ「お父さんやお母さんにいただいた大切な体を大切にしなさい」と泣きながら諭してくださったのです。私も深く反省して泣きました。

つまり暴力的な脅すだけのデザインでは人の心は動かない!CGや3Dだけに頼ったものは失速する!ってなことを言いたかったんですが・・・話が長い?!、、失礼しました。